歯ブラシソムリエ
歯ブラシソムリエ=歯科衛生士
患者さんに合わせたアドバイスをさせていただいています。
年齢や歯並び、歯周病の程度や生活習慣、入れ歯を使っているか、
インプラントをしているかなどで、歯ブラシを選ぶポイントが変わってきます。
歯間ブラシやフロスの使い方も、効果的な選び方、使い方があります。
何か知りたい事がありましたら、ぜひ私たち歯ブラシソムリエにおたずねくださいね!
歯ブラシの選び方
皆さんはどのような歯ブラシをお使いですか?
歯ブラシにはいろんな種類がありますが、自分のお口に合ったものを選んで下さい。
酒井歯科では写真の歯ブラシで磨いてもらっています。
とても磨きやすい形になってます。
上から
0~2歳 ヘッドがとても小さくお母さんが磨く用になってます
3~5歳 園児用
6~8歳 小学校低学年~中学年用
9~11歳 小学校中学年~高学年用
大人用
皆さんの今使っている歯ブラシは自分のお口に合っていましたか?
これを参考に選んでみて下さいね。
歯ブラシは一ヶ月に一回は交換して下さいね。
歯ブラシの毛先がはみだしていたら交換してく下さい。
歯の磨き方
歯の磨き方についてお話します。
歯科衛生士に協力してもらって磨き方の説明をしていきます。
皆さんは歯を磨く時あちこち磨いていませんか?
あちこち磨いているとよく磨けてる所とあまり磨けていない所がでてきます。
そこで歯を磨く時は磨く順番を決めて磨いていきます。
歯の表 歯の裏 歯の咬む面の順に磨いていきます。
(力が入るようでしたら鉛筆を持つように持ってください)
まずは歯の表
左上奥から磨いていきます。歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度に当てます。2本づつ位、磨くつもりで小さい振動で横に磨いていきます。左上奥 前 右上奥 の順で磨いていきます。
右上奥まで磨いてくると今度はそのまま右下奥におります。右下の奥も歯と歯茎の境目45度に当てて小さな振動で、下前歯 左下奥へと進んでいきます。
次は歯の裏です。
左上奥から歯と歯茎の境目45度に当て2本ずつ磨くように磨いていきます。
上の前歯の裏は歯ブラシを立てて1本づつかき出すように磨いていきます。
この時飛び散るのでお口は閉じておきます。前の裏を磨いたら右上奥に進んでいきます。
右上奥まで磨くと次は右下の裏です。
右下奥裏も歯ブラシを45度に当て磨いていきます。
下の前歯も歯ブラシを立てて1本づつお口を閉じて磨き、左下奥に進んでいきます。奥歯を磨くときは少しお口を閉じて磨きます。
最後に咬む面です。
咬む面も2本づつ磨くつもりで 左上、右上、右下、左下と磨いていきます。
このように順番を決めてぐるぐる回るように磨いていきます。
右ききの人は右の方が磨きにくいので意識してしかっり磨いて下さい。
これで全部磨けたのですが、歯の一番奥、歯の裏、歯が重なっている所は汚れが落ちにくいので特に丁寧に磨いて下さいね。一日一回丁寧に磨くようにして下さい。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落ちきらないので、歯間ブラシ フロス(糸ようじ) を使って汚れを取っていきます。
歯間ブラシとデンタルフロス(糸ようじ)の使い方
歯間ブラシとデンタルフロス(糸ようじ)の使い方についてお話します。
歯ブラシだけでは落としきれない汚れを歯間ブラシとフロスを使って磨いていきます。
まずは歯ブラシで正しい歯の磨き方で汚れ落とします。次に歯間ブラシで歯と歯の間のすきまの汚れを落としていきます。
歯間ブラシ(4S~LLまで7タイプあります)
使い方は
1.歯間ブラシを鉛筆を持つように持ちます。
2.鏡を見ながら、歯ぐきを傷つけないように歯と歯の間に入れブラシを細かく
前後に動かします。
3.外側からと内側から両方から使って下さい。
- ・歯間ブラシは歯と歯の隙間の大きさによってサイズを変えて磨かなくてはいけないので2.3種類の歯間ブラシを使って隙間に合ったものを使って下さい。
- ・歯と歯の間にスーと入り少し手ごたえがあるものを使ってください。 一番奥の歯の後ろ側、ブリッジの下、歯が抜けたままになっているところなどにも歯間ブラシを使うと効果的です。
- ・使った後は流水ですすぎ、風通しの良いところで保管して、ブラシの毛が乱れたり、短くなったら交換してください。
使い方、サイズがわからない時はいつでもスタッフに声をかけて下さいね!
デンタルフロスの使い方
フロスには指に巻くタイプとホルダー付のタイプがあります。どちらでもいいのでご自分の使い易い方を使ってください。
指に巻くタイプの使い方
- 1.フロスを30センチ位に切ります。
- 2.左右の中指に巻きつけ、指と指の間は1~2センチの長さにします。
- 3.歯と歯の間にゆっくりと前後に小さく動かしながら入れていきます。
- 4.歯の側面をこすりながら上下に2~3回動かします。(左右の側面とも磨きます)
ホルダー付タイプの使い方
- 1.歯と歯の間にフロスをゆっくりと横にスライドさせながら歯ぐきまですべりこませます。
- 2.フロスを歯面に押し付けるようにしながら上下左右に動かします。反対側の歯面も同じように動かします。
- 3.フロスを抜くときもゆっくりと横にスライドさせながら抜いて下さい。
糸がひっかかったりほつれる場合は、歯と歯の間に虫歯や歯石がある場合がありますので歯科医院で相談して下さい。
子供さんの虫歯予防にもフロスは必要です。自分ではできない子供さんは保護者の方が仕上げ磨きの時にしてあげて下さいね。
その他にも磨きにくい所を磨くタフトブラシなどもあります。
タフトブラシ
タフトブラシは毛先が小さく、段違いの歯の間、奥歯の裏側など磨き残しやすい所をブラシングしやすくなっています。
皆さんもいろんな種類の歯ブラシを使って一日一回丁寧に一日の汚れを落とすようにブラシングして下さいね。分からないことがあれば何でもスタッフに聞いて下さい!