酒井歯科のブログ
当院の院内感染対策④ 口腔外バキューム
こんにちは!和歌山市北出島の酒井歯科です。
今月は、最近新聞などメディアで取り上げられ、話題にもなった歯医者での院内感染とその滅菌対策についてお伝えしてまいります!
さて今週は、「口腔外バキューム」という機械についてお伝えしてまいります。
早速ですが、このあまり聞き慣れない「口腔外バキューム」とは何なのかご説明いたします。
写真で分かりますでしょうか?
下側の手に持っているものがだ液などを吸い取る「通常のバキューム」なのですが、
一方で、上側の大きな吸引口のものが今回ご紹介する「口腔外バキューム」です。
この「口腔内バキューム」は、
歯を削ったり、入れ歯を削った時に出る細かな粉塵を大きな口でもれなく吸い取ることで、空気中に舞ってしまってその粉塵を他の人が吸い込んでしまう感染症を防ぐ目的があります。
8月の初回でもご紹介した写真ですが、
院内感染はタービンなどの器具が原因になるイメージが強いかも知れませんが、このような細かい粉塵などから生じる飛沫感染にも注意しなければなりません。
このような考えから当院でも早い段階から「口腔外バキューム」を導入して、患者様に安心して通って頂けるような衛生管理に努めています。
いかがだったでしょうか?今月は最近話題にもなった院内感染とその感染症対策についてご紹介しました。
また分からないことがあれば、ぜひ当院のスタッフまでお尋ねください。
来月は、「補綴物」と呼ばれる「歯の詰め物・被せ物」についてご紹介していきます。
できるだけ分かりやすいご説明をして、患者様が正しい知識を持ち、ご納得してもらって安心して治療に通ってもらえる医院創りをしてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。